注文の多い部屋

また過去の話。
デジタル処理っていうと、もう何から何までPCで作業するものだと思っていたけど、コンテはもちろん、色塗りへ行くまでは、紙と鉛筆の作業だった気がしました。（作品のカットによって様々にあるとおもいますが）
出来上がったその鉛筆描きは決められた棚へ提出しておき、定期的に人が部屋に入ってきて、その棚から溜まった絵を持ち去っていく。そのままマック部屋へ行くのかな？（入社当初、デジタル処理はここでしますって案内された部屋で、パワーマックいっぱいだったよ〜）でもスキャナーとおさないと画面に出ないよなぁ。セルに線画を写すように、何か特殊な行程があるに違いない。
デジタル色塗りの部屋からは何かと注文多かった思い出があります。「ハイライトはこの色で」「影の線は太めで」とか、今までの色鉛筆ではソフトが認識しないからみたいだけど、最後は「表」まで作ってきて掲示板に張っていった。これにはさすがに*1お師匠も「何だこれ？」でした。

*1:でんぼにアニメとはなんぞやと、1から教えてくれた人